テレワークができない3つの理由とその後が怖い2つのこと

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テレワーク難民3つの理由とその後が怖い2つのこと

実質の外出禁止状態となり、テレワークが推奨されています。

現時点でテレワークされている方が27.9%だそうです(以下記事と図はITmedia様からの引用です)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、政府が7都府県に緊急事態宣言を発令した4月7日以降、社会人の働き方はどう変わったのか。パーソル総合研究所が4月10〜12日に調査した結果、テレワーク実施率の全国平均は27.9%で、3月9〜5日の調査結果(13.2%)から約2倍に増えた。政府は4月16日に対象地域を全国に拡大したため、テレワーク導入はさらに進みそうだ。

その影響もあって電車は一部路線を除いてかなり空いています。

通勤される方にとっては通勤時の負荷低減、空くことで3密状態レベルが多少下がることも期待できます

そんな中、急にテレワークと言われても戸惑う人が多いのも事実です。近くにいませんか、こんなテレワーク難民の人たち。

テレワーク難民となる要因は3つでしょうか。

  1. パソコンの処理が遅くて仕事ができない。
  2. パソコンの動作が不安定で仕事ができない。
  3. そもそもテレワーク支援アプリを使いこなせなくて仕事ができない。

以降に、筆者の身近に起きた出来事を交えて、要因と対処法などを紹介します。

そして筆者が考える、とて~も怖い”テレワーク後に訪れるもの”。

それは、

  • テレワーク鬱
  • テレワークリストラ

です。

以上が今回のお話しです。

テレワークができない3つの理由

最初に処理が遅いから始めます。

処理が遅い

家にネットワークが無い人はそもそもどうしようもないので除外します。

さて先週(4月13日の週)筆者のIT系の知人から相談がありました。

知人
相談がある。
筆者
どうした?
知人
テレワークしていたら突然パソコンが遅くなった。

ヒアリングしたら知人の状態はこんな感じでした。

  • 家にLAN(インターネット固定回線)がない(単身赴任でアパート暮らし)。
  • 会社支給のモバイルルーターを使用。
  • メールだけでなくスカイプ、TEAMSなどでテレカンを日に何度か実施。

これは完全にルーターのパケット制限です。知人にパケットチャージを勧めたら「イヤだ」と言います。

理由は会社支給のルーターなので手続きが面倒。ごもっともです。

家にちゃんとしたネットワーク環境がないと突然パソコンが遅くなる

そこで知人と格安SIMの検討を始めましたが、

筆者
コロナが終息してもそのSIMは使うの。
知人
家には仕事を持ち帰らない主義。使わん。
これまたごもっとも。
結局、知人の「私用スマホのパケットで今月は乗り切れそう」ということなので問題先送り事案としました。理由は私用スマホの残パケットが先月繰り越しもあったので4月は余裕で乗り切れそう、と判断しました。
ただし、4月はなんとか大丈夫。
しかし来月は繰り越しパケットが無いため5月は間に合わないかもしれません。連休が唯一の救いです。
以上をまとめてみます。
1.家にネットワークがないテレワークは無理(当たり前)
2.突然遅くなったまずはネットワークを疑う
3.新しく格安SIMを準備すべきか①まず私用スマホのパケット残量で補完する
②無くなったら私用スマホのパケットチャージ
安易にパケット無制限のサービスと契約しないこと(最大帯域が決められておりテレカンで使えない場合ありです)
さて1.の人はどんな方法でも良いのでネットワークを確保。
あとの人は自腹でネットワーク環境を確保。これは仕方ないです。事情が事情です(お国から頂ける10万円の使い道の一つと考えましょう)。

パソコンの動作が不安定

これは会社から支給されているパソコンが仮想環境を使っている場合に良くある現象です。
仮想環境とは持ち出すパソコンのアプリを使うのではなく、ネットワークを使って会社のパソコン上に仮想空間を作って、その仮想空間にあるアプリを使うものです。シンクライアントと言われるものです。
筆者も海外大手2社の仮想環境を使いましたが、どちらも同じトラブルに見舞われました。
「突然遅くなる」⇒「業務に支障があるほど遅くなる」⇒「実質停止状態」
特に導入時が大変です。
この騒ぎで慌てて仮想環境を導入した企業は、恐らく同様な状態になっているものと思われます。
これは個人で対応できる解決策はありません。
絵の矢印にあるようにセンターにあるサーバー環境を強化、または細かいチューニングが必要です。
しかし困ったその時にサービスを提供している人的リソースはすでに崩壊状態だと思います。
会社に連絡を入れて、我慢して使いながら改善するのを待ちましょう(待つしかありません)。

そもそもテレワーク支援アプリを使いこなせなくて仕事ができない

今遠隔で社内・社外と情報共有できるツールの代表選手は下記でしょうか。
  1. スカイプ
  2. TEAMS
  3. Slack(スラック)
  4. Redmine
他にもたくさんありますが、ITに詳しい方様々なツールを使いこなしていますのでまず問題ありません。
①は特に中小企業を中心にかれこれ20年以上前から普及しており、これはかなり使えます。
ところが②~④となるとやばい状態です。
  • そもそも使いこなせない。
  • コラボツールのマナーを知らない。
  • メッセージが短文になりがちで意志が伝わらない。
最近ネット記事などで目につくSlackが巻き起こす「ページを開くのが怖い」事件は、上記まとめて使えない人たちの弊害です。
具体的には普段会社にいる時にこんな風に過ごしている人たちです。
  1. 席に呼びつけて説教が得意な人。
  2. 会議が好きな人。
  3. 電話とメールしか使ってこなかった人。
  4. パワーポイントなどの提案書を「作っといて」と丸投げしてきた人。
  5. 社内資料を「作っといて」と丸投げしてきた人。
こんな人たちはテレワークで、こんな調子で短文で指示を出すのも平気です。
  • こんな感じでやってくれ。
  • 全然違う。
  • やり直し。
  • 何度言ったらわかるのか。
かといってテレカンなどできるはずもなく・・
筆者はこんな苦汁やら煮え湯を何度も飲まされてきたので容易に想像できます。

その後が怖い2つのこと

月日が経てば元の世界に戻ります。その時に恐ろしい現象が待ち受けています。

テレワーク鬱

テレワークは最初は慣れません。しかし時間が経つと慣れてきます。その慣れが日常となった時が危険なのです。
想像できますか。
  • 満員電車の通勤。
  • 会社での非効率な業務。
  • 無駄な会議。
テレワークを実施した会社は社員のこのモチベーションの回復に全力投球しなければなりません。
企業経営者はそのまま就業形態をテレワークを中心に据える判断が迫られることもあるでしょう。
筆者はこの時こそ、働き方改革ができる絶好のチャンスだと確信しています

テレワークリストラ

筆者は実はこれをとても危惧しています。
テレワークという従事形態は、成果がデジタルに把握することができるメリットがあります。それ以外にも人の価値が顕在化してしまいます。
  • あっ、この人がいなくても仕事が回るじゃん。
  • んっ、この人実はやってる振りだけ??
これ以上は申し上げませんが、テレワークでこうした判断が過渡に進められるとロートルな技術保持者まで十把一絡げで流出してしまいます。
単にデジタル指標だけでリストラを判断しないで、よくよく見極めないと後になって「あ~、実は必要な人だった!!」ということになり兼ねません。

まとめ

テレワークというのは簡単なようで実はとても難しい問題を抱えています。
家族の理解がないと、こんなことが起きてしまいます。
奥様
家にいるんだから家事も手伝ってよ。
テレワークAさん
おれは仕事中だ!
奥様 
嘘ばっか。さっきからボーとしてるじゃん。
テレワークAさん
うるさいなぁ。。おれは今考えてんだよ。
この応酬が続くと夫婦関係にひびが入ります。いわゆるテレワーク離婚の危機です。
ということでこうならないように筆者の仕事環境を紹介してそろそろ終わりにします。
テレワーク心構えと準備
  • テレワークのスペースを確保する:筆者は2畳のスペースを確保しています。
  • テレワークのスペースを仕切る:筆者はカーテンで仕切っています。
  • お茶の時間以外はそこからむやみに出ない(ひきこもる)。
以上、経験者は語るの巻きでした。お粗末。
※テレワークは健康管理も大事です。
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