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柴犬・愛犬を襲う 慢性腎不全の恐ろしさ

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柴犬・愛犬を襲う 慢性腎不全の恐ろしさ

先日、愛犬ランちゃんが慢性腎不全により亡くなりました。実は慢性腎不全は、多くの犬種で罹りやすい病気の一つです。

慢性腎不全になる原因はイマイチはっきりせず、人間の場合は糖尿病から慢性腎不全に至る例も多いように思います。

人であれば、血中にある尿となり排出される老廃物を人工透析で取り除くことは可能です。

しかし腎臓は血液を作る骨髄への信号(ホルモン)を送る器官でもあり、基本的に移植しか方法がない事にこの病気の深刻さがあります。

ランちゃんは約4ケ月、慢性腎不全と戦いました。ワンコの時間は人間の5倍程度と言われます。ランちゃんは人間で言えば約20ケ月に渡り慢性腎不全と戦ったことになります。

筆者はランちゃんが慢性腎不全になった時に、余りに慢性腎不全に関して無知でした。そのため、かかりつけ医の先生に信頼を置き、治療方針であるリンが少ない食事療法を始め、最後は皮下点滴するに至ります。

ネットにある不謹慎な慢性腎不全の情報

ネットで色々調べると様々な慢性腎不全の記事が掲載されています。その中で許せない記事も散見されます。

ある質問サイトで、愛犬が慢性腎不全になり相談します。その回答に「水素水で完治した」と書いてあるではありませんか。ご丁寧に製品名も載せて。

無知であることはこうした詐欺的情報に騙されてしまうリスクがあります。

わらをもすがる思いで相談する人に、詐欺的行為をはたらくことは、とても残酷な仕打ちだと思います。

そんな輩に騙されることが無いように、無知だった筆者がランちゃんと慢性腎不全とどう戦ったかをお話ししたいと思います。

前回の記事で書ききれなかったことを中心にまとめてみました。

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参考になれば幸いです。

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原因探しと後悔をしないこと

筆者は最初、ランちゃんが慢性腎不全になったと先生から聞いたとき、激しい後悔に苛まれ「あの時、ああすれば良かったのでは、こうすれば良かったのでは」などと様々な思いが浮かんできました。

しかし過去には戻ることはできません。

愛犬は生きている間、飼い主と幸せな時を過ごしていたはずです。

後悔することは悲しみをより増すだけです。すぐに気持ちを切り替えましょう
そして、これからのことを考えて大切な愛犬といかに過ごすかを考えましょう。

シニアになったら食事に気をつけて

先に述べたように愛犬が慢性腎不全になる原因はよくわかっていません。しかしリンとナトリウムは腎臓に負担をかけるのは事実なようです。

ランちゃんのこれまでのご飯はブリーダーの言いつけを守り、ご飯はサイエンス・ダイエット、おやつは無塩の煮干しでした(人間が食べるものは一切与えていませんでした)。

サイエンス・ダイエットには年齢別のラインナップがあり、ランちゃんには年齢に沿ったシリーズを与えていました。

ランちゃんは昔から手移しでご飯を食べるのが好きで、筆者が、妻が、つぶつぶご飯を手のひらに乗せて、よく食べさせていまた。

ランちゃんは15歳の白髪混じりの老犬でしたので、年相応に食べる量が減ることは自然なことです。

しかし手移してであれ、ご飯を拒否することが多くなったら、すぐにかかりつけ医に診てもらうことをおすすめします。特に血液検査です。

一番左側の数値が10月12日の検査結果です。重要なのは赤枠内の「クレアチン」の数値です。6月は2.02、それが10月12日には4.56まで上昇しています。同時に「尿素・窒素」の数値も上がります。

7月にランちゃんはご飯を嫌がるようになります。
最初は「噛むが辛いのかな」と思い、ドックフードをミルで細かくしたり、湯がいてみましたが食べません。

そんな時はご飯を手作りすることをおすすめします。

基本お粥ですが、それでは栄養が足りません。お粥にリンが少ないたんぱく質を加えます。鳥のササミ、鳥もも肉の挽肉、豚肉の赤身、塩分の少ないツナ缶を毎回変えながら混ぜました。
それとキノコ、かぼちゃ、じゃがいもなども腎臓の負担が少ない食べ物です。これも時折加えました。

まだランちゃんが元気な頃は本当に良く食べてくれました。実際元気になり一安心したこともありました。

8月頃、手作りご飯に見向きもしなくなります。おさじで口に運んでもだめ、そして体重はみるみる減ってゆきます。筆者は少し混乱してしまいました。

この頃になるとランちゃんは歩行困難と視力低下に陥り、部屋中あちこちぶつかりながら、ヨロヨロ歩く姿をみると、とても悲しくなります。

9月、次なる食事は医師の勧めもありロイヤル・カナンの腎臓サポートの缶詰を与えました。

最初は食べましたが、これもまたすぐに食べなくなります。

ご飯を拒否することでウンチが出なくなります。水はかろうじて飲んでくれたのでオシッコは普段通りな感じでした。

栄養が取れない、痩せる。そのままでは座して死を待つのみです。

10月、筆者はそこで注入器で餌をランちゃんの口に直接ご飯を注入することを思い付き、与え始めました。

先程の自炊料理、缶詰をミキサーにかけて、ほぼ液状にして注入するのです。ランちゃんは最初は嫌がる風でもなく、口に入れればゴクン飲み込みます。
気をつけたいのは、余り水っぽいと誤嚥性肺炎になるリスクがあります。微妙な感じですが、少しトロミがあるぐらいが良いかと思います。

そして先生の勧めもあり、ロイヤル・カナンの液体食も加えました(自炊→缶詰→液体食と日々変えながら与えました)。

ご飯のタイミングは朝と夜の二回です。

しかし、これまた少しずつ飲み込む量が少なくなってゆきます。

幸いにも筆者は在宅で仕事をする身。摂取カロリーを維持するために昼も加えて、日に三回注入することにしました

口臭の変化

ランちゃんが亡くなる二週間前あたりでしょうか。口臭に大きな変化がありました。そして鼻づまり。

これまでキツいアンモニア臭でしたが、なんとも言えない、腐敗臭に近いキツイ臭いに変わります。先生から「血中に尿素が回り、粘膜が溶解し始めている」と聞くと同時に筆者は覚悟しました。

治らない、あと数日・・

そしてゼイゼイと咳き込むようになります。咳き込むとキツイ臭いが部屋中に広がります。まして筆者が寝る時は必ずランちゃんは横にいます。

そこで咳き込まれると大変です。臭いがストレスとなり、まして睡眠不足もあって、ふとよからぬことを考えてしまいます。

しかしすぐに「ランちゃんは今病気と必死に戦っているんだ」と思い返し、ランちゃんの体を摩りながら、楽しかった時の思い出話などをたくさん聞かせました。

点滴を開始

亡くなる一ヶ月前から点滴を始めました。

点滴は栄養剤ではなく、毒素の排出を促すもので実質水分です。一回500cc。点滴をするとオシッコもウンチも出ます。

亡くなる二週間前には注入器もなかなか受け付けず、注入しても半分は口から溢れる状態になります。恐らく喉の粘膜が相当なダメージの状態だったと思います。

点滴は2日に一回に(毎日という選択肢もありましたがランちゃんが耐えられないと考えてのことです)。

そして亡くなる日の朝、全く食べ物を受け付けなくなりました。

「何か変だなぁ、いつも違うなぁ」と思いましたが、夕方家族が全員揃った時、その時を見計らうようにランちゃんは旅立ちました。

慢性腎不全になって出来ること

これまで書きましたように愛犬が慢性腎不全になり、機能が1/4と診断されたら出来ることは限られてきます。

筆者はランちゃんと食事療法と、点滴、そして前回の記事書いたことなど、全力で向き合いましたが、果たしてそれは良いことだったのか亡くなった直後に疑問に思いました。

ランちゃんは決して苦しむ素振りを見せませんでしたが、実はとても苦しかったのかもしれません。

筆者は苦しむ時間を増やしただけかもしれません。

しかし看取る家族にランちゃんは最後に二回小さく吠えてくれました。

ランちゃんはきっと、

「幸せだったよ」
「ありがとう」

と言ったに違いありません。

そう考えることで「良いことだったのか?」、筆者そんな思いを払しょくしました。

動物を飼う覚悟

今回のランちゃんの病気でつくづく思うことは、当たり前ですが愛犬は家族です。

躾をして、大切に育てれば、必ず愛犬は飼い主に忠実に、そして幸せをもたらしてくれます。

この記事を読んでくださった愛犬家のみなさんへ。

どうぞ愛犬を大切に育て、そして愛犬が放つ予兆を見逃さないでください。

 

 

 

 

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