ヤマハ2018年モデル YPJ-R インプレッション

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ヤマハ2018年モデル YPJ-R インプレッション

筆者の「膝と内反小趾」の記事でヤマハの電動ロードバイク「YPJ-R」を少々紹介しましたが、趣味の一つとしてロードバイク(自転車)を折り交ぜながらレビューいたします。自転車に興味のない方も「ふーん。趣味の自転車ってこういうものなんだー」と思って読んで頂けたら幸いです。

バッテリーの持ちはどのくらい?

「YPJ-R」は電動ロードバイクですので、走る時にペダルを漕ぐ時に電動でアシストしてくれます。この電動アシストがどのくらい持つか、いろいろ紹介したいと思います。

バッテリー消費量が約半分で70Km走れる

最初に平坦な道を走った場合を紹介します。「70Kmを走れる条件」ですが、我が家の近くに「酒匂川左岸サイクリング場」という長楕円形のコース、1.62Kmをぐるぐる回った時の話になります。折り返しのカーブで約15Kmに減速、直線は約27Kmで走る感じです。

写真引用:かなっぺ湘南版様

電動アシスト自転車は法律で時速24Kmになるとアシストがオフになります。「酒匂川左岸サイクリング場」の標高差は数メートル。ほぼ平地です。つまりアシストからするとカーブでのストップ&ゴーが対象で時速24Kmを超えるとバッテリーの消費は無くなるので、その条件で「バッテリー半分で70Kmは走れる」ということになります。

いつものサイクリングコースでは?

筆者いつも走っているサイクリングコースのコースではどうでしょうか。家から折り返し地点までの標高差は約90mあります。一般道路も走りますので、途中に信号やら、急なアップダウンなどがあります。往復約35Kmのコースです。

風が少ないの時バッテリー消費量

アシスト力は選択することが出来て「スタンダート」(カタログスペックではアシスト可能距離:22Km)で走ってバッテリーの消費量は40%くらいです。平均速度はわたしのいつもの流し速度で約25Kmです。

ちなみにガチなローダーの方にとって平均時速25Kmは鈍足かもしれませんが、わたしはけっこうなオヤジなのでそんなもんです。でも自転車の初心者ではなかなか出せない速度ではないかと自負しています。

突風が吹く中でのバッテリー消費量

「YPJ-R」の良いところはどんなに風が吹いていてもアシストパワーで楽に走れることです。ちょっと疲れている時に、強い風や突風が吹く日にロードバイクで繰り出すのはめげます。所詮自転車は人力ですので例えれば自分の体が帆掛け船の帆の状態になって向い風はかなり疲れます。ロードバイクは前傾姿勢ですので風の抵抗はかなり低いのですが、それでも常時向かい風だとゼイゼイしてしまいます。

さて、この場合、アシストモードを最大にして35Km走るとちょうどバッテリー残量はゼロになります。

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「YPJ-R」のバッテリー消耗の結論

つまり24Kmを超える走りが多いと当然距離が延びます。従いましてYPJ-Rのアシスト距離に対して「短くね」とコメントされている記事などを見かけますが実態、わたしのようなロードバイク乗りにとってなんら問題のない性能だと思います。

さてここで消費カロリーについて質問です。

先に述べた筆者がいつも走っているサイクリングコースを走ると消費カロリーは減るでしょうか?増えるでしょうか?

「減る」、ブー
「増える」、正解です。

これは意外な結果でしたが、ガーミンのセンサーで測るとなんと消費カロリーが25%くらい増えます。そして不思議なことに消費カロリーが増えても、疲れが軽く感じます。
なぜなのか、考えてみました。

結論は2つです。

・車体が重いこと。わたしのロードバイクの約2倍の重さ15Kg
・タイヤが25Cであること、接地抵抗が大きい

この2つしか思いつきません。

疲れがとても軽いとは具体的に言うとまず膝、足首の疲れがほとんどないことです。信号などでストップ&ゴーをアシストされることがその理由だと思います。

その他、いろいろ

タイヤサイズ25Cは妥当か?

筆者は「YPJ-Rを買ったらタイヤを速攻で23Cに交換」と思っていましたが「今はこれでいいか」と思っています。というのもアシストがかかる時、それなりの力が急にかかる時があります。そんな時がに凸凹道などで起きた場合、23Cでは危ないかもしれません。25Cのタイヤというのは実は絶妙な選択なのかもしれません。

乗り心地、特にサドル

さて乗り心地ですが正直腰の悪い人には少々辛いものがあります。今乗っているラレーのフレームはとても細いクロモリ製で、とてもしなやかなフレームです。路面の突き上げを見事に吸収してくれます。そのため買ったままのサドルでかれこれ10年間、ノントラブルで乗っています。

 

YPJ-Rのフレームはアルミです。かなり硬いセッティングです。筆者の腰は標準のサドルに耐えつことはできません。速攻で交換しました。

おススメのサドル

ロードバイクを買うとサドル探しの旅に出る人がたくさんいます。フレームの硬さからくる路面の突き上げで、特にサドル部がもろにショックを受けで痛くなるからです。

ラレーの前はB社のロードバイクに乗っていましたがフォークはカーボン、フレームはアルミ。もうめちゃくちゃ硬いフレームで、サドル探しの旅に出ました。何個も買っては捨て、行きついたのがSMP社製サドル。そんな経験もあり「YPJ-R」のサドルをすぐにSMPのサドルに交換しました。とても快適です。

ペダルの交換

ペダルも交換しました。B社のバイクに使っていたシマノのSPDペダルに交換。SPDとはスキー板のビンディングと同じ仕組みです。ペダルとシューズが一体化します。一体化することによって踏み足、引き足の力でより効率的に楽に走れるようになります。

余談ですが何年も使っていないSPDペダルを探し出して状態を確認したら驚きです。なにも損傷がなく、当時の状態そのまま。シマノのコンポの素晴らしさを改めて実感しました。

完全にイマイチなところ

ボトルケージがないのは本当に最悪です。最初はサドルに2つのボトルケージを取り付けました。1つはツールボトル、1つはドリンクボトル用です。

ところがサドルにボトルケージを付けた場合、走行中の水分補給をしようとすると右手をサドル後ろに持っていき取り外す必要がありとても危険です。なので停車してサドルにつけたドリンクボトルを外して水分補給をしていました。これは夏場はかなりうっとうしいもおのがあります。汗が噴き出ます。

なぜバッテリーをシートチューブに取り付けなかったのか、ダウンチューブになぜボトルが付けられないのか、これは正直言って大きな不満です。

水分補給の問題を解決

対策ですが、これまたしばらく使っていなかったキャメルバックを復活させることで一気に問題解決しました。

【キャメルバックとは】
写真を見て頂ければわかるかと思いますが、バックの中に水筒袋が入っています。飲み口はホースで伸びて、。筆者のタイプはウェストバックなのでホースはウェストバックのベルトに取り回します。水分補給は走行中の体制を崩さずにできるスグレモノです。

「YPJ-R」の総合評価

いろいろ書きましたが評価はこんな感じです。

アシストの持続時間 4.0
乗り心地(最初の状態) 2.5
アシストの効き具合 4.0
向かい風での走り 4.5
「YPJ-R」 オススメです! 4.0

筆者にとって電動アシスト自転車に初めて乗ったわけですが「新しい走りの感覚がマジ楽しい!」が正直な感想です。

また自転車とは全身運動であり、走行中は脳の機能の大半が使われると言われています。ボケ防止にもっともすぐれたスポーツと言われています。
(わたしの仕事はボケだらけですが・・)。

ロードバイクはウェアも入れると初期投資はかかります。でも一通り揃えたら後は2年に一度タイヤを交換する費用くらい。エコでとても楽しく、なによりストレス解消にもってこいです。

あ、それとこれは助言ですが、最低でも15万円くらいのバイクを買うことをお勧めします。安いロードバイクがたくさん売っていますが、結局イマイチ感を感じてしまい、買い替えることになります。わたしの助言を無視してそうなった人が何人もいます。

何事も「安物買いの銭失い」と申します。

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