R35 GT-R インプレション

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R35 GT-R インプレション

日産スカイライン「GT-R」はオヤジ世代にとって憧れのクルマです。特にオーバフェンダーを付けた初代、通称「ハコスカGT-R」はまだ免許も取れない頃の筆者にとってあこがれのクルマでした。

写真引用;MotorFanサイト様

国土交通省の「自動車のグリーン化」制度の施行によってガソリン車は、13年経つと自動車税が上がります。
先日のブログ「今更ながら2016年式「WRX S4」レビュー 購入編とちょこっとレビュー」で愛車A160Lを14年目にして手放した話をしましが、下取り価格は35万円ほど。

ところが同じ14年経過したクルマで、なんと下取りが500万円を超える国産車があります。
それが1989年に発売された日産スカイライン「GT-R(R32型)」です。もう常識外の下取り価格です。

「いつかはGT-R」そう願い続けてとうとう還暦超え。

まだまだGT-Rを買えるほどにへそくりは育っていませんが筆者はあきらめていません!!

そんな筆者に日産追浜試験コースでGT-Rに試乗する機会が訪れます。

GT―Rの歴史

系譜がレーシングカーR380のエンジンを乗せ、桜井眞一郎が設計を担当し、1969年に登場した通称「ハコスカGT-R」は国内のレースで100連勝を成し遂げ、その後の後継モデルもぶっちぎりのタイトル獲得王のクルマです。

ガキの頃のわたしにとってこのレース王の「GT-R」にどれだけときめいたことか。

あまり知られていませんがこのスカイライン「GT-R」に立ちふさがったのがマツダのロータリーエンジン車です。

今でも年に1度くらい「ハコスカGT-R」を見かけることがあります。無駄を削いだ「ハコスカGT-R」にエアコンなどありません。そのため夏は皆窓を全開にして
走っています。しかし皆幸せそうな顔をして運転しているのがとても印象的です。

残念ながら「ケンメリGT-R」は何年も見たことがありません。

当時では画期的な6気筒DOHC4バルブエンジンを積み、各種レースを連戦連破。

その頃のトヨタはヤマハからDOHCエンジンの供給を受けトヨタ2000GTを発売。その美しいデザインからボンドカーに採用されました。そのエンジンも実は日産との共同開発の成果です。「技術の日産」ゆえです。

しかし1973年に生産が終わります。そしてファン念願の「GT-R」が1989に復活します。それがR32型GT-Rです。改造の自由度が高く、高性能、壊れないため海外でブレイクして、海外のバイヤーが買い付けてなんと500万円にまで高騰したというわけです。

現行モデルはゴーン氏が社長になり紆余曲折の中、スカイラインから独立して「GT-R」ブランドに。ハイテクのてんこ盛りでR35の世代になりました。

特にシャフトは2本構成でシャフトの回転に遠心力よる影響を打ち消す仕掛けなど、目に見えるところ、見えないところに惜しみなく最新技術が投入されています。

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GT-R試乗のチケットをゲット!!

ある日のことです。みなとみらいにある特許事務所へ伺う時にふと「久しぶりに日産ショールームでGT-Rを見たい」という衝動にかられ、横浜駅から日産ショールームに立ち寄り、特許事務所に行くことにしました。

いました、いました。日本が誇るスーパーカー「GT-R」。NISMO仕様も展示してあり溜息をつきながら眺めていました。

ふと壁をみると「GRANDRIVE体験試乗会」のパネルが。更によく見るとGT-Rが試乗できますよと。しかし先着72組!
仕事を忘れ、申し込みカウンターにダッシュ。カウンターの方に伺ったところ「空いていますよ」とのお返事。なんつーラッキーでハッピーなことでしょう。一気に手続きをしてチケットをゲットしました。

試乗当日

前日までの天気予報は雨。しかし当日は曇り。「天は我に味方した」と神様に感謝して現地に向かいました。

9時受付なのですが現地に8時に到着、一番乗りでした。「GRANDRIVE」専用ゲートは閉まっていましたが別のゲートの警備員さんに尋ねたら「連絡します。まもなく開くと思いますのでゲートでお待ちください」と温かいお言葉頂き、「GRANDRIVE」ゲートで待つこと数分。無事会場に入りイベントホールのロビーで待つことができました。

イベント関係者の方々の心使いに感謝です。ありがとうございました。

「GRANDRIVE体験試乗会」というのは日産の先端技術を搭載したクルマの試乗会で、GT-R以外にも「スカイライン」「リーフ」「e-Powerセレナ」「e-Powerノート」「エクストレイル」の試乗ができます。更に比較のために某社PHV車にも試乗することができます。

 

インプレッション

さて待ちに待ったGT-Rに乗る時がきました。

最初に感じるのはドアを開けた瞬間。ボディ鋼性が他車とまるで違うことがわかります。

坐った瞬間。ほとんどフルバケットシート、ホールド性が高く腰痛持ちのわたしにとって極めて快適です。

ペダルは2つ。知っていたとは言え正直これは少々残念な感じ。

まだわたしが若かりし頃、箱根の坂をダブルクラッチと逆ハンでドリフトしながらTSサニー(GX-5)でブイブイ言わせながら走っていた頃を遠く感じました。

感慨に浸る時間はありません。最先端のDCT(Dual Clutch Transmission)を試せるという気持ちに切り替えて、スタータボタンをプッシュ。

なんと言うことでしょう!

エンジンの吸排気音、車体、そしてハンドルに伝わる振動。特に吸排気音はこれまた昔話で恐縮ですが日産の傑作エンジンL20にソレックスのキャブレターを取り付けた時のような猛々さを感じます。

アクセルを少し踏み、スカイラインに先導されて追浜の試験コースにいよいよ突入です。

追浜試験コースは様々な路面の状態、カーブなどあり一周回るとそのクルマが街中で走った時のイメージが大方わかるようなコースになっています。最後に直線コースが待ち構えています。

直線コースに入る前に先導車との距離を十分に開けて、念願のその時がきました。

アクセルを深く踏み込むと580馬力VR38DETTエンジンはあの!あの!GT-Rのエンジンサウンド全開で凄まじい加速をします。

すぐに減速してマニュアルモードに切り替え、パドルシフトで再加速。

これまた爆速で、本当はフルスロットルまで踏み込みたかったのですが、そんなことをすると即退場処分になるので諦めました。

走り終えて、他の参加者が乗るGT-Rを眺めていたら正に富士スピードウエイで疾走していたハコスカGT-Rの残影と排気音が脳裏をよぎりました。

GT―Rは健在かつ進歩し、そしてやはり偉大でした。

「待っていろよGT-R。必ず買うぜよ!」と改めて誓いを立てました。

後日談

先日スーパに買い物に行き、2015年「GT-R」の横に筆者のクルマを停めました。

ものすごい存在感とオーラが立ち込めており、筆者は一瞬立ち尽くしました。
かみさんに「このクルマどう思う?」と聞いたら「なんか偉そう、それにでかいね」。。

オーラは意識が無いと見えないものなのですね(笑)

YouTubeで「GT-R」で検索すると世界中の人が様々なインプレッションをアップしています。喜び、驚き、感動、「GT-R」は日本が誇るスーパーカーです。

「いつかはGT-R」。筆者は「GT-R」を手に入れようと計画進行中です。

最近2020年モデルが発表されました。お値段はベース車両で1、200万円ほど。これにオプションやら税金、保険など入れると1、500万は軽く超えるでしょう。

今の我が家の資産で「GT-R」を買ったら家計と老後の生活は間違いなく破綻します。

ではどうやって?

株で?
FXで?
宝くじで?
ビットコインで?

いえいえ、私には秘策があるのです。

それは働いて、稼いでコツコツお金を貯めること。

・・・無理かも。

でも「夢」は諦めたら実現はしません。

ガキの頃のからの「夢」を実現させるため、還暦過ぎた筆者ですが頑張ります。

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